|
[ DVD ]
|
クレイジー / ビューティフル [DVD]
・キルステン・ダンスト ・ジェイ・ヘルナンデス ・ブルース・デイヴィソン ・ルシンダ・ジェニー
【ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント】
発売日: 2005-07-20
参考価格: 1,313 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,100円〜
|
・キルステン・ダンスト ・ジェイ・ヘルナンデス ・ブルース・デイヴィソン ・ルシンダ・ジェニー ・フィル・ヘイ ・マット・マンフレディ
|
カスタマー平均評価: 4
普通の娘、ダンスト 情緒不安定なな少女をやらせたら世界一のキルスティン。今回も切なくなる演技、うまい!です。相手役が美男子です。たぶん新人だと思うでれど、のヒスパニック系で、かっこいい(役的にも)。掘り出し物です。ストーリーも、後味さわやかな、なごみます。
|
|
[ DVD ]
|
ラスト・ショー コレクターズ・エディション [DVD]
・ジェフ・ブリッジズ ・シビル・シェパード ・ティモシー・ボトムズ ・ベン・ジョンソン
【ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント】
発売日: 2005-02-09
参考価格: 2,090 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,100円〜
|
・ジェフ・ブリッジズ ・シビル・シェパード ・ティモシー・ボトムズ ・ベン・ジョンソン
|
カスタマー平均評価: 4.5
フロンティアを失ったアメリカ テキサスの片田舎の街で、サムが経営するやビリヤード場で暇つぶしをする若者や大人たち。石油を採りつくした後では、“退屈”の2文字しかこの町には残っていない。高校卒業を間近に控えたサニーたちは、SEXに精を出すことぐらいしかやることがなかった。
しかし、こんなに味気のないSEXシーンを映画で観たのは初めてである。ひたすら義務的で殺伐としているため、死臭さえ感じるくらいだ。町一番のカワイ子ちゃんジェイシー(シェリル・シェパード)が初々しいヌードを披露しているものの、デュエイン(ジェフ・ブリッジス)同様、観客が性的興奮を覚えることができない様に監督はわざと撮っている。BGMで流れるカントリーソングの数々も、まるで気の抜けたビールのように味気なく、明るいはずの音楽が湿っぽくさえ感じられる。
フロンティアを失ったアメリカが朝鮮戦争へと突入していく病んだ時代、生きる目的を失った多くのアメリカ人は、この映画の登場人物たちと同じような気持ちだったのではないだろうか?「何もしないで、よぼよぼになって死んでいくことほどバカげたことはない」と語る<ライオンのサム>は、自らの経営するビリヤード場や映画館で、<生きるための何か>をサニーたちに伝えたかったのかもしれない。
朝鮮戦争へ派兵されるデュエインがサニーとともにラスト・ショーを観るシーンがある。テキサス魂の象徴ジョン・ウェインが新たなフロンティア=ミズーリを目指す雄叫びは、サムのいない映画館にただ空しく響いていた・・・・。
特典映像が面白いコレクターズ・エディションの方がお勧め! 1971年の作品ですが、個人的には「おもいでの夏」と並ぶ、心に残る青春映画です。主人公のガールフレンドを演じたシビル・シェパードも初々しくて良かったですが、主人公の母親、ガールフレンドの母親、(主人公の不倫相手である)コーチの妻を演じた3女優の競演が見事でした!また、特典映像の中の、リバイバル上映に際してのピーター・ボグダノヴィッチ監督らの63分のインタビューがとても面白くて、お勧めです!ボグダノヴィッチ監督の第2作目ですが、現在のところ、彼の最高作でしょう。
10年後にまた挑戦して観てみたい映画です。 ドラマ「ドーソンズクリーク」の中でこの映画を観ることがキーワードになるようなエピソードがあり、それがきっかけで観ました。30代女性の私でさえ、この映画のヒロインの不可解な行動等々いろいろ疑問点が残りましたので、ドーソンズクリークの高校生達にはもっと理解しづらい内容だったのでは???と思えました…。映画鑑賞後、監督やキャストのインタビューを見て、50年代という時代背景や小さな田舎町の閉塞感などということをふまえてやっと少し消化できたかなという感じです。あとわざとモノクロ撮影した映画だそうですが、やはり画面に慣れるまでは少し抵抗を感じました。
|
|
[ DVD ]
|
グライド・イン・ブルー [DVD]
・ロバート・ブレイク
【20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン】
発売日: 2007-08-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,100円〜
|
・ロバート・ブレイク
|
カスタマー平均評価: 4
余りにも地味すぎて何も残らない... 「イージー★ライダー」と双璧をなすアメリカン・ニューシネマの隠れた傑作という評判で手しにしたDVDですが、ちょっと期待外れ。
主演はあの傑作「破壊」のロバート・ブレイクなので演技そのものをどうこう言う気はないが、監督が素人のジェームズ・W・ガルシオだからか物語の展開がなんともトロイ。途中何度も眠たくなった。
殺人課の刑事になることが夢で、そのチャンスを掴みかけながら、現実を目の当たりにして、挫折していく白バイ警官の物語を淡々と描いており、色々な悲しいEpisodeを織り込んではいるのだが、如何せん演出が未熟な点が致命的。
LastのLong ShotとChicagoの音楽だけが印象に残る、どうにもつまらない作品となってしまった。
でもPeter CeteraとTerry Kathが何の役で出演していたのか、最後までわからず...
裏イージーライダー。 白バイ警官が主人公のニューシネマですが全体に漂う虚無感とモニュメントバレーのきれいな景色が印象的です。マニアの方はハーレーのかっこよさと白バイ警官の制服が堪能できますがラスト、撃たれた主人公がスローモーションでハーレーから落ちて無人のハーレーだけが走るシーンはショッキングであるとともに美しくかっこよすぎです。
|
|
[ DVD ]
|
白昼の幻想 [DVD]
・ピーター・フォンダ
【20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン】
発売日: 2007-08-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,100円〜
|
・ピーター・フォンダ
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ DVD ]
|
青春少女 第一章 [DVD]
・イメージ
【R-15】
発売日: 2005-08-19
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,416 円(税込)
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 2,100円〜
|
・イメージ
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ DVD ]
|
ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
・ジョージア・グルーム ・アラン・デイビス ・カレン・テイラー ・アーロン・ジョンソン ・エレノア・トムリンソン
【パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン】
発売日: 2009-04-10
参考価格: 4,179 円(税込)
販売価格: 3,310 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,089円〜
|
・ジョージア・グルーム ・アラン・デイビス ・カレン・テイラー ・アーロン・ジョンソン ・エレノア・トムリンソン
|
カスタマー平均評価: 4.5
頭のいい男の子 女の子なら誰でも大抵はコンプレックスを持ってる。
「ベッカムに恋して」の監督、グリンダ・チャーダは思春期のコンプレックスが
ある女の子を描くのがすごく上手い!しかも暗くさせないところがいい。
「ベッカムに恋して」以来、初恋のドキドキ・ワクワク感を思い出させて
くれる作品に出会えなかったけど、同監督のグリンダがやってくれました!
主人公のジョージアも「木星並みに大きい」鼻と、「石器時代に生きている」頭の固い両親が悩みの種。
(日本人から見るとそうでもないけど)
そんな平凡な日々の中、現れたのが双子のトムとロビー。
この二人がまた非現実なほど、かっこよくて且つ繊細で素敵なんです。
憧れのロビーの彼女の座を勝ち取る為、いろんな作戦を練る・・・。
ライバルがビッチだったり、自分の親友が先に恋人を作ってしまったり
前途は多難だけど、持ち前の明るい性格でロビーに近づいていくジョージア。
個人的にはロビーって頭も良さそうだし、女性を見る目もある男の子だと
思うんだけど、どうしてビッチなリンジーと付き合ってるんだろう?って
不思議でした。彼女の性格の悪さくらい見抜けていいものなのに。
(だからこそジョージアに惹かれていくんだと思うし)
ジョージアのユーモアある性格も大好きでした。
バンド・シーンは圧倒!久しぶりにUKロックを聴きたくなりました。
(この映画の為に結成されたStiff Dylansは本当にデビューした)
「ベッカムに恋して」のジョナサン・リース・マイヤーズが演じた監督役も
そうだけど、頭のいい男の子っていうのは女の子を見る時に
外見や地位に惑わされない。
ある意味コンプレックスのある女の子のほうが人間的に魅力的。
そんな風に感じさせてくれる作品、気持ちが明るくなりますよ。
パワフルな14歳! 自分が14歳の時はこんな積極的じゃなかったよなぁ、、と
国なのか時代の違いなのか?と見終わった後でしみじみ考えてしまいました。
お話はベタだし、相手役の男の子も絵に描いたようなイケメン王子様ですが
でも見ると必ず元気になれます!(特に女の子は)
恋っていいな、家族っていいな、と思える良作です。
|
|
[ DVD ]
|
旅立ちの時 [DVD]
・リバー・フェニックス ・マーサー・プリンプトン ・クリスティン・ラーティ
【ワーナー・ホーム・ビデオ】
発売日: 2002-08-09
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,357円〜
|
・リバー・フェニックス ・マーサー・プリンプトン ・クリスティン・ラーティ
|
カスタマー平均評価: 5
running on empty これまで映画のレビューは書かなかったのですが、心に残る作品だったので残しておきたいと思った。
悩みながら、そして力強く生きる若者へのメッセージとして
そして、遠い過去に大切なものを置き忘れてき大人たちへ...
主人公が家族と別れる最後のシーンで父親が残した言葉
"Now,go out there and make a difference."
"Don't let anyone tell you any different."
一歩前に進む勇気 過去に両親が行った反戦活動の為にFBIに追われ
一つの場所に留まれず、逃げながら生活する一家。
子供を愛しているから、辛い選択をせまられる母親、
家族を愛しているから、辛い選択を選べない父親、
両親を愛しているから、自分の将来を諦めようとする
長男のダニー。
子供を愛していたのに、離ればなれの生活を強いられる
母親の両親。
長男のダニーが旅立つ時を迎えて、家族の愛を感じながら
一歩前に踏み出す。
この映画はしっとりと心に響きます。
リバーとマーサが美しい! リバー・フェニックスの繊細な演技が随所に観られる秀作です。
彼は本作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。
崩せない家族の絆、大切な恋人、ピアノ演奏家になる夢。十代の多感な、それでいて親の運命に生まれながらにして引きずられている複雑な家庭環境を背景にした役柄を彼はとても自然に演じています。彼が劇中で演奏するベートーベンもとても素敵です。
13年前に亡くなってしまった俳優リバー・フェニックスですが、彼を知らないという方に是非この作品を観て頂きたいです。
欲を言えば、特典映像として本作品の予告編が観たかったです。
泣けました。文句なし、青春のときだ。 その昔映画館で見ました。チェックのシャツ、白いTシャツで草の中を走っていくリバーの姿は清々しく、切ない。自分の道を模索して才能を開花させようとする彼=息子と、そうさせてやるには身を隠さざるを得ない家族たちとの愛情と絆が、悲しくて暖かくて胸が熱くなる。このときの彼が一番美しい。
今は亡き名優に会える作品 〜リバーフェニックスのただ者でない才能と魅力がこの映画の中に永遠に保存されています。シリアスなドラマでありながら、心に温かい灯がともるよう。家族の秘密と恋する彼女の間で悩む十代の少年の切ない気持ちに号泣です。アメリカでは実際に似たような事件で捕まったり追われたりしている人がいる、あながち作り話ではないリアルな設定。しかも登場する一人〜〜一人の俳優がそれぞれとてもリアルで作りすぎていないのでどんどん感情移入してしまいますよ。リバーを知らない世代の人にもぜひお勧めです。サントラのジェイムステイラーの曲も胸に響きますよ。〜
|
|
[ DVD ]
|
Mr.ボディガード/学園生活は命がけ! [DVD]
・オーウェン・ウィルソン ・レスリー・マン ・ダニー・マクブライド ・ジョシュ・ペック ・ネイト・ハートリー
【パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン】
発売日: 2009-01-23
参考価格: 4,179 円(税込)
販売価格: 4,179 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,089円〜
|
・オーウェン・ウィルソン ・レスリー・マン ・ダニー・マクブライド ・ジョシュ・ペック ・ネイト・ハートリー
|
カスタマー平均評価: 3
面白かったです やっぱり人間は見た目が大事! 肩書きが重要と、
そんなエピソードが多くて世知辛いコメディだった。
チョイと見た目のいい、いじめっ子が悪さをしても、
大人は「元気で可愛いわ?」って受け入れちゃうの。
でも、いじめられっ子たちが何か訴えても、外見が
アレだから、みんな真面目にとりあってくれないの。
ドリルビット (オーウェン) も、元陸軍特殊部隊って
肩書きがあって良かったよ。もし、何もなかったら、
それこそ冴えない結末で困ったチャンだった・・。
作り手の価値観が、些細なシーンに表れていて、
本筋よりも、そんなところが面白かったです。
ちなみに1番おかしかったのは、ドリルビットが
「ウォ?ン」と夜空に鳴くところです!
|
|
[ DVD ]
|
ホット・ロッド/めざせ!不死身のスタントマン [DVD]
・アンディ・サムバーグ ・アイラ・フィッシャー ・シシー・スペイセク ・ヨルマ・タコーン ・ビル・ヘイダー
【パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン】
発売日: 2009-01-23
参考価格: 4,179 円(税込)
販売価格: 4,179 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,089円〜
|
・アンディ・サムバーグ ・アイラ・フィッシャー ・シシー・スペイセク ・ヨルマ・タコーン ・ビル・ヘイダー
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ DVD ]
|
バニシング・ポイント [DVD]
・バリー・ニューマン
【20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン】
発売日: 2007-08-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,161 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,086円〜
|
・バリー・ニューマン
|
カスタマー平均評価: 4.5
チャレンジャー!! 30-35年前小学生だった僕達はテレビで繰り返し流されるバシニシング・ポイントにアメリカをみました。そしてそれは僕達のスピリットとなりました。
僕達の名はドライバー。 ライダー。 そして僕達の見る光景、そして人生は今もすべて
”バニシング・ポイント”
その僕達の世代にむけDODGEは新型チャレンジャーを発表しました。
買うべきか・・買わざるべきか・・・
もう一度、本DVDを見てから考えよう・・・^^;
コワルスキーはいったいどこへ行ったのか アメリカンニューシネマと呼ばれるジャンルの映画で,音楽の使い方が印象的な作品は少なくありません.例えば「明日に向かって撃て」や「真夜中のカーボーイ」など,単なる主題歌や効果音の一種としてでないメッセージの伝え手として音楽を使っているように思えます.「イージーライダー」と「バニシングポイント」の2作品はさらに積極的ですが,前者ではやや主従が逆転して,音楽のバックグラウンドに映像がかぶるPV的な部分も見られるのに対して,バニシングポイントではあくまでもストーリーや映像が主役.全曲,映画のためにオリジナルで制作されたということで,そんな違いがでたのかもしれません.監督も俳優もAクラスとは言えませんが,制作配給は一流なのでこうした部分はしっかりしています.スタッフのその後の作品から考えると,おさえたトーンの演出や,引き込まれるストーリー展開はもしかしたら偶然できあがったものかもしれませんね.
特筆すべきはカーアクション部分.時代的にCGなしは当然としても,70年代カーアクションにありがちなジャンプ台や片輪走行といったギミックを一切使わず,実際の走行ならものすごくアブないこと(反対車線走行や,高速での狭路走行,段差の斜め越えなど)をやっています.ブリットを元祖とすればダーティーメリー・クレージーラリーあたりまでがこの作品に近い迫力をだしていますが,その後は見た目の派手さに走って,ありえないようなスタントばかりになってしまったハリウッドのカーアクション.サントラ3曲目のWhere do we go from here?という題名が,未来を皮肉っているように思えてしまいます.
男ならわかるコワルスキーの気持ち 男なら、コワルスキー(バリー・ニューマン)の気持ちはわかると思う。
男が持つプライド、見栄、こだわりは、 性欲と同じように女性の数十倍の強さがある。
だから、男はプライドを守ったり、こだわりを貫く為に、自分の命を捨てることさえある。
たとえそれが、傍から見て、くだらんこだわりでも・・・
映画の最後、コワルスキーの微笑みと、 見物を見終え、帰宅する地元住民たちの空虚な表情を比べて欲しい。
男なら、あのコワルスキーの微笑みに共感できると思う。
ニューシネマのカルト的傑作 プライマルスクリームのアルバムのコンセプトになったことでも有名なアメリカンニューシネマの隠れた傑作。ひたすらカーチェイスに徹したシンプルな構成が素晴らしい。イージーライダーなんかより今見ればこちらの方が数段楽しめる。印象的なラストも含めてどこか寓話的な雰囲気が漂い、見終わった後、押し付けがましいメッセージが皆無なこともあって返っていろいろと解釈できる不思議な感覚の映画である。これと世紀の駄作SF、クライシス2050の監督が同じなのはどういうことだ?!
ベトナム後のアメリカには死に場所を探すしかなかったのか?アメリカン・ニューシネマのもうひとつの傑作 「Vanishing Point」つまり「消え去る場所」。彼は、ひたすら死に場所をさがしていたのだろうか。ベトナム戦争で名誉をもらって帰ってきたアメリカには、彼の住む場所はなかった。ランボーは、これに銃で反乱を起こしたが、コワルスキーは、70年型スーパーチャージャー付きダッジ・チャレンジャーでひたすらぶっ飛ばすことで、小さな反乱をおこした。
アメリカの体制が信じられなくなってきた人々に対して、警察権力をものともせず、ひたすら走り続けるコワルスキーに、ヒッピーたちや、黒人たちや、蛇売りの老人、みんなが同情をよせる。当時見ていたアメリカ人も同じ気持ちで映画館で時間を過ごしたことだろう。
たんなるB級レーシング映画ではない、アメリカン・ニューシネマの醍醐味が味わえる傑作だ。
|
|