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デッドゾーン デラックス版 [DVD]
・クリストファー・ウォーケン ・デヴィッド・クローネンバーグ ・スティーブン・キング
【パイオニアLDC】
発売日: 2001-04-25
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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・クリストファー・ウォーケン ・デヴィッド・クローネンバーグ ・スティーブン・キング
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カスタマー平均評価: 5
上質な恋愛映画 キング?クローネンバーグ?ホラー映画?映画好き(主人公に感情移入したい方)で敬遠している方、是非とも御高覧下さい。ある状況によって主人公が苦悩する上質な恋愛映画とも言えます。
泣けます。 タイトルや監督の名を見て敬遠している人はまちがいなくソンをしています。 結婚間近のある男が交通事故により昏睡状態となる。目覚めたときには5年の歳月と恋人を失い、さらに自分の望まぬある「能力」を手に入れてしまう。そしてその「能力」ゆえにある重大な決断を迫られる。 ざっとこんなストーリーです。とにかく主人公の境遇と冬の寒々しい風景が絶妙にマッチしていてなんだかやるせなくなってきます。さらに主人公を演じるクリストファー・ウォーケン(個人的に大好きな俳優です)の悲しげな表情もたまりません。ラストの切なさにいたってはハリウッド映画ではなかなかお目にかかれない胸を打つものだと思います。 とにかくオススメですよ。
クリストファーの魅力に酔いしれて! 原作を読んでから観るか,観てから読むか?どちらにしても,何度も観てしまう事になるでしょう。バックに流れる音楽がこれまた映像にぴったしでんがな!クラシックファンならご存知のあの名曲だす。クリストファーの苦悩する表情がとってもセクシー!もうたまりまへん!あてが今、助けに行きまっせーと何度心の中で叫んだ事でっしゃろ。しかし、誰も経験した事のない過酷な運命の中で主人公は自分の為すべき事をやってのける。女性ならみーんな惚れちまうって訳で、クリストファーの魅力全開!あては、もう百万回は観ちまったぜ!ビデオが擦り切れてどうしよう状態の時に、出ましたよdvdが。もう買うに決まってるでしょ!早く言ってよ!ビデオ在庫切れでレンタル屋さんにもあれへんしガックシ来てたんや〜でも,又あのクリストファーさまの魅力にどっぷり漬かる事出来まんがなーありがとさん!まあ,若いお人も観ておくれやす。
悲劇 数多いスティーブン・キング原作映画の中でも、一、二を争う傑作。超能力を得た男の孤独と焦燥を繊細に描いて敢然とするところが無い。
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イベント・ホライゾン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
・ローレンス・フィッシュバーン ・サム・ニール ・キャスリーン・クインラン
【パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン】
発売日: 2006-10-20
参考価格: 4,179 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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・ローレンス・フィッシュバーン ・サム・ニール ・キャスリーン・クインラン
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カスタマー平均評価: 4.5
もっと評価されてしかるべき ローレンス・フィッシュバーンが船長,メカニカルな内装の宇宙船。「マトリックス」の世界観の原型か,とも感じた。重厚な作りで,手抜きは全く感じられない。
ねじれた時空の行き着いた先が「己自身」という発想も哲学的で,考えながら観ることのできる名作だ。
深さは期待しない。B級SFホラー 物語の設定は大好きです。ある意味わかりやすい展開で、B級SFホラーとして観れば、なかなか面白いと思います。
派手な殺し合いはないですが、宇宙空間で物が浮いているシーンのCGは見応えもあるし、やりたい事は伝わってきます。
きれいにすっきりするというよりは、「あれって結局なんだったのかな・・・」っていう含みを持たせるラストになっています。
以下、少しネタばれを含む感想ですので、ご注意ください。
この宇宙船とそのクルーたちがどんな世界へ行ったのか、終盤までわくわくしていただけに、その描写にがっかりしてしまいました。
きっと人知を越えた恐ろしい世界だったと言う事を表現したいのでしょうが、その世界観がちょっと安直です。
ただ気が狂って血がどばーっと出てぎゃーっと人が叫ぶ世界にすれば、恐ろしさの演出になるのか・・・
いや恐ろしいですけど、それって安易すぎる。理由のない発狂って、発想があまりに貧困と感じました。
人間の内面が体現化するという発想はおもしろいし、救出に向かうクルーの観る幻想?も恐ろしくていいのですが
せっかく舞台は宇宙なのですから、想像を絶する世界を描くなら、単に猟奇的なシーンを繰り返すだけではなくて、もっと手法がありそうなものです。
各個人の内面にある恐怖感を増幅させて体現化させたら、全員スプラッタ殺人鬼になってしまうのでしょうか。
狂気って、極限までいくとある意味、楽だと思うのですね。
狂って笑いながら内臓なんか出しちゃってる人は、映像で表情から察するにむしろ大変楽しそうですから。
その世界が地獄だと感じるのは、そこに第三者がいてその状況を観察している場合のみではないでしょうか。
通常は狂気へ至るまでの、人間らしい思考を残したままの状態である時点での苦悩のほうが、よほど恐ろしいものなのではないかと思います。
それなのに皆、実にあっさりと狂ってしまうのですね。狂気へ至るまでの苦悩はほとんど描かれないから、内面が体現化されたことにちょっと恐れおののいたと思ったら、すぐ楽しそうに狂ってしまうだけ。
観察者がいないと恐ろしくない。当事者にとってはなんら怖くない世界・・・。構築される世界観が陳腐です。
この設定なら、狂気に至らないぎりぎりのところで、日々恐怖にさらされる拷問とかのが恐ろしいです。
もっと深みのある世界を予想していた私はちょっと裏切られた感じがありました。
蛇足ですが、ハリウッド映画に出て来てプッツンしちゃう人ってなんでああ怪力になっちゃうのでしょう?
逃げ惑うときはあんなに無力なのにー(笑)
旧盤持ってるのにまた注文したとです。 この映画を撮っている時点ではまだ無名だったアンダーソン監督のオタクっぷりがのちのバイオハザードとかAVPとかで開花したともいえる記念碑的作品。エイリアンの1作目を彷彿とさせるオープニングのシーンからして俺がつくったらこうなるんだぞとでも言いたげな自己主張と才能の片鱗をのぞかせる。それがB級ティストばりばりなので、なおのことほほえましい。幽霊船調査隊の顛末を宇宙空間でやってのけた、しかもクライブ・バーカーばりの血みどろ描写で初めて見たときはエグくてキショイ映画だなと思ったものでした。でも今見ればささいなCG技術のひとつかもしれないが、宇宙船内の無重力空間に浮かぶ工具やらコップやら色々な物をどうやって撮影したのだろうと思ってしまいます。旧盤もノンスクィーズ・レターボックスフォーマットにもかかわらず結構高画質だったので、今年の4月にアメリカで発売されたものと同じマスターだと思われるこの新盤がどれくらいハィクオリティになっているのか今から楽しみです。パッケージも魅力的だし。
なんだこりゃ。 パッケージがなんか素敵です。ちょっぴりショックなくらい。映画もマイケル・カーメンとオービタルによる奇妙な音楽が素晴らしく、いままでのホラー映画の寄せ集め的な作風もなんだか許せる範囲で琴線に触れる不思議な魅力のある映画で大好きです。
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[ DVD ]
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血の祝祭日 [DVD]
・コニー・メイソン
【キングレコード】
発売日: 2000-07-26
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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・コニー・メイソン
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カスタマー平均評価: 3.5
伝説の作品だけど、 当時珍しかったと思われる、1963年のカラーのスプラッター映画です。 噂にたがわぬエロ・グロセンス映画ですが、近年の映画に比べ両方の描写は弱めです。 スプラッター以外はほとんどコメディで、ストーリー展開も変ですが、俳優の大根役者ぶりもかなり変な作品です。 演出も凡庸ですが、なぜか楽しめました。 近年製作された2作目もなぜか見たくなったきました(ルイスの毒に冒されましたかね?)。 それと、未公開映像がなぜか音楽ビデオ・クリップ調なのもどうかと思いました。 監督の音声解説バージョンもありますが、これは未見です。
ハーシェル・ゴードン・ルイスを知らない人でもそれなりに楽しめる作品。 この世のスプラッタの元祖という意味で、価値ある作品です。ただ、猟奇殺人事件を担当する刑事2人の署での会話シーンなんて、いつも同じ一室でしか映りませんし、「バヒーン」というようないかにもな効果音の割にお肉屋さんで買ってきたような臓物を持って見せているだけとか・・・・ラストの犯人追跡シーンではカットごとに昼になったり夕方になったり・・・。 ここまで書くとしょーもない映画のように思えるでしょうが、それら欠点を割り引いても、結構面白い作品です(とはいえ、「サイコ」みたいな傑作と比べちゃあダメですよ・・・!)。 本当に低予算でよくがんばっています。 犯人が最初からわかっているので犯人の苦闘、奮闘振りが(ある意味では滑稽ですが)スリリングです。 むしろ犯人の動機と、獲物への目のつけ方が明らかになったとき「ほとんど呆然」としてしまうでしょう(いろんな意味で)。 スフィンクスがオープニング、エンディングで出てきますが、アメリカでのお話です。 なぜ出てくるのかは観てのお楽しみ(というほどでもないほどのチープさがまた・・・・)。 70分程度の短めの作品ですので、それほど肩も凝りませんし、ホラー・ファンなら観ておきたいタイトルです。
ゴアフィルム史上歴史的価値のある映画 はじめにお断りしておくと、今の感覚では確かに冗長でそのわりにストーリーもテクニックも単純な映画です。だれにでも無理にすすめようとは思いません。しかし血糊映画の始祖ハーシェル・ゴードン・ルイスの最初の本格的な血糊映画(ゴアフィルム)として、歴史的価値があるといえます。本格的といっても、今の感覚からみれば、血がいっぱいつかってあるだけといわれればそれまでですが、低予算映画独特のあの画質と照明の悪さ、カットやアングルのとってつけたような雰囲気、そういういかにも手づくりっぽい感じが、渋好みのB級血糊映画ファンにはたまらないのではないかと思います。わざとらしいとも思える「不気味な雰囲気のもりあげかた」や、血の使い方、そしてストーリーの雑さと終結部の「えっこれ!!でおわっちゃうの?」というどたばた加減は、19世紀末から20世紀初頭にパリではやった恐怖劇場グランギニョールの影響でしょう。ハーシェル・ゴードン・ルイス自身、グランギニョールの影響は語っていますし、偶然かどうか、グランギニョール劇場の実際の終焉は1960年代で、1960年代といえばちょうど彼が血糊映画をつくりはじめたころです。
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[ HD DVD ]
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スケルトン・キー (HD-DVD) [HD DVD]
・ケイト・ハドソン.ジーナ・ローランズ.ジョン・ハート.ピーター・サースガード.ジョイ・ブライアント
【Universal Pictures Japan =dvd=】
発売日: 2008-02-14
参考価格: 4,980 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・ケイト・ハドソン ・ジーナ・ローランズ ・ジョン・ハート ・ピーター・サースガード ・ジョイ・ブライアント
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カスタマー平均評価: 4
ゴシック アメリカ南部の古い家を舞台にしたゴシック・ホラー。
やっぱりホラー映画というのは、何が起こっているのか視聴者にも主人公にもよくわかってないうちが一番怖いと思うんですが、この映画は終盤までその気分を持続させてくれるので結構怖いです。
クライマックスのアクション展開と最後のわかりやすいどんでん返しと、「信じる人には呪術は効く」というのを文字通りに解釈してるのが、なんともハリウッドらしい感じですが。
アメリカ合衆国という比較的歴史の浅い国でしっかりゴシック・ホラーを成立させたことは凄い。
癖があるストーリーと驚愕すぎる結末。 正直途中まで随分退屈な話で、身もフタもなく、ひねりのないまま終わると思った
矢先・・・。
呪術と黒人の奴隷という所にスポットを当てていて、精神的逆襲というのか、なんと
いうのか・・・古臭いようである意味もの凄く新鮮な映画です。
結末も驚愕としか言い様がなく、あっけにとられます。
しかし・・・後になってよくよく思うと胸くそ悪い結末だよ。永遠なんてつまらない
ものにとらわれるなんてさ・・・
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[ DVD ]
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ムーンウォーカー [DVD]
・マイケル・ジャクソン ・ジョー・ペシ ・ショーン・レノン
【ワーナー・ホーム・ビデオ】
発売日: 2006-10-06
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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・マイケル・ジャクソン ・ジョー・ペシ ・ショーン・レノン ・マイケル・ジャクソン ・フランク・ディレオ
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カスタマー平均評価: 4.5
カッコイイ! この頃のマイケルはカッコイイですね。
88年のBAD TOURのマン・イン・ザ・ミラーやスムースクリミナルのPVも収録されています。
映画もとてもおもしろいですよ!
かなり変則的な映画。 変わった映画でしたね。構成をおおまかにいうと、マイケルの軌跡を振り返るライヴ映像→子どもたちによるスリラー→マイケルと粘土アニメとの追いかけっ子→悪の組織に挑むマイケルの短編映画、といったところでしょうか。全体としては微妙なシーンもありましたが、マイケルのファンの方には楽しく見れるのかもしれません。マイケルの歌とダンスはやっぱりめちゃめちゃ格好良かったですしね。しかし、マイケルは本当に子ども好きなようですね。全編にわたって子どもが出演しているシーンばかりだったような印象があります。
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[ DVD ]
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スター・トレック ディレクターズ・エディション特別完全版【期間限定特別価格】 [DVD]
・ウィリアム・シャトナー ・レナード・ニモイ
【パラマウント ジャパン】
発売日: 2006-11-22
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・ウィリアム・シャトナー ・レナード・ニモイ
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カスタマー平均評価: 5
特典ディスクのついた、こちらをお勧めします。 公開当時、予算の都合上、撮影に間に合わなかったシーンを追加したディレクターズ・エディションですが、トレッキーとしては公開バージョンのディスクも入れて、3枚組で発売してもらいたいです。
不完全であろうと、公開されたバージョンも一つの作品なのですから、製作者たちに抹消する権利はないと思うのです。
追加したシーン以上に納得できないのは削除したしたシーンです。
ズールの色目使いを他所に、デッカに想いをよせているアイリア。あのシーンを削る必要があったのでしょうか?
アイリア役のバーシス・カンバッタは「メガフォース」では黒髪で登場していますが、スキンヘッドのほうが美人にみえます。もう10年前(98年)に亡くなっているとのことで寂しく思います。
レーザーディスクではストッキングを履いているようにみえますが、DVDでは生足のようにみえます。いずれにしても倦怠しそうなストーリーに、あの脚線美は観る者に刺激を与えてくれます。
乗組員のズールの名を吹き替えでは「ミスター加藤」に変更されていることに、当のジョージタケイが「そうやって日本の人たちに親近感を持ってもらうのは嬉しい」と言ってたインタヴューを読んだ記憶があります。
「ミスター加藤」に変更した吹き替え担当者の功績は大きいと思います。
トレッキーならこっちでしょ これぞスタートレックの真髄!特筆すべき盛り上がりもアクションもないけれど、地道な伏線の積み上げが終盤の深?い頷きにつながっていくという、自虐的なファン心理(笑)を裏切ることなく再現した珠玉作。
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[ DVD ]
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いけにえ [DVD]
・ジェンセン・アクルス ・ドミニク・スウェイン ・シャニン・ソサモン
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2008-02-20
参考価格: 1,480 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・ジェンセン・アクルス ・ドミニク・スウェイン ・シャニン・ソサモン
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カスタマー平均評価: 4
ジェンセン好きなら ジェンセンが主演なので終始出ずっぱりでファンなら見る価値ありです!値段も安いし。相変わらずカッコいい… タイトルの「いけにえ」から連想されるような怖さ、グロさ、気持ち悪さはさほど感じられないので(あくまで個人的意見ですが…)ジェンセンファンでホラーが苦手で手を出すのをためらっている方でも大丈夫だと思います。
原題「devour」 「貪り食うこと」、的な意味ですね。
でも「いけにえ」という邦題も物々しく、B級な臭いがして好きです。
内容は…ストーリーの見せ方が状況把握を阻害するので若干混乱。
さほど難しい話でも無いのに…。
グロさは時々垣間見えるもののやや弱いです。
似た系統のタイトルでいくと
「えじき」>「TATARI」≧「いけにえ」ですかね。
正直面白くは無いですね。
「えじき」とは違う嫌なダラダラ感がありました。
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[ DVD ]
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O夫人・スペシャル・パック [DVD]
・マルー
【パイオニアLDC】
発売日: 2001-12-21
参考価格: 7,875 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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・マルー
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カスタマー平均評価: 1
So・・・ カップルで見るには中身が・・・映像が昔なつかしといった感じですね
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[ DVD ]
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惑星ソラリス [DVD]
・ナタリヤ・ボンダルチュク
【アイ・ヴィ・シー】
発売日: 1998-09-25
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,499円〜
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・ナタリヤ・ボンダルチュク
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カスタマー平均評価: 5
共産主義政権下で作られた深くキリスト教的な作品 1983年の秋の事である。当時、共産主義政権の下に在ったチェコのプラハで、この映画(『惑星ソラリス』)の看板を見た事がある。その看板を見て、私は、その時、横に居たチェコ人の女性に、「あの映画、とてもいい映画だよ。」と言った。すると、彼女はうなずき、静かな声で、「知ってるわ。」と答えた。そのチェコ人の女性は、敬虔なキリスト教徒であった。そして、当時の自分の国(チェコスロヴァキア)の状況に絶望的な感情を抱いて居た。その彼女が、当時の共産主義政権の下に在りながら、『惑星ソラリス』を賞賛した私の言葉にうなずいた事を、私は、今も思ひ出す事が有る。
タルコフスキーは偉大である。共産主義政権の下で、この驚くべき作品を作り、このチェコ人の女性を含めた、共産主義社会で苦悩する人々に、深い精神的メッセージを送った彼こそは、真の芸術家であった。私は、彼と同時代に生きられた事を誇りに思ふ。
(西岡昌紀・内科医/タルコフスキー没後20年目の日(2006年12月29日)に)
生涯で一番の恐怖映画 1972年【ソ連】 冷戦下のソ連で作られた映画ですよ、良く検閲を逃れたと関心するばかりです 明らかに体制の批判をしてますよ。こりゃ監督命がけで映画を撮ったに違いない。1983年の「ノスタルジア」を最後に1984年亡命しその後1986年に「サクリファイス」が遺作となりました。だから「ストーカー」や「鏡」この作品は表現の自由を多少なりとも犠牲にされて作られたと考えるのは妥当でしょう。「鏡」を視ていないので何とも言えませんが逆に「鏡」こそDVD化して欲しいのです。「ノスタルジア」や「サクリファイス」はいずれも視ましたが、何かが足りなかったのです。それは自由を得た変わりに何か重大なモノをなくしてしまったような感じがします。 「ストーカー」の最後は希望がもてました、奇跡は最後に起きたのだ、でもこの作品はどうでしょうか、絶望感しか、与えてはくれません。いずれの作品も同じ程恐怖を与えくれ、やるせない話なのに、だから私は「ストーカー」のほうがすきなのです。タルコフスキーの作品の中で2番目に好きな映画なのです。亡命する前にソ連でこれほどの作品がつくれたもんだと。 この作品の最後は恐怖ですよ。
旧ソ連映画の傑作!! 『禁断の惑星』『2001年宇宙の旅』『ブレードランナー』等に代表されるように、SF映画の中には、時々、極めて深遠で哲学的な要素にまで踏み込もうとする意欲的な作品が現れるが、この『惑星ソラリス』もそんな映画の一つだろう。 理性を持った有機体である「海」に覆われた惑星ソラリスでは、その「海」が人間の潜在意識を物理的に実体化してしまう。そんな惑星ソラリスで、調査に来た主人公の心理学者クリスは、十年前に自殺した妻の幻影と出会う。人間ではないとわかっていても、妻とうりふたつの幻影を前に、クリスは己の科学者としての使命と、人間としての良心との狭間で苦悩する。 科学者の使命とは何か、道徳とは何か、良心とは何か、そしてそもそも人間とは何か、様々な問いを残したまま、この映画は恐ろしいほど静かに進行していく。そして、そのテーマソングと共に、どこか荘厳な雰囲気さえも感じさせるこの映画独特の空気感は、同じくSF映画の傑作とされる、キューブリックの『2001年宇宙の旅』と比べても勝るとも劣らない。 SF映画の古典的名作として、絶対に見るべき映画だろう。
リアリティを超えた美術品 今日のCGを活用したSF映画を見慣れた人には失笑されかねない場面も ある(未来都市が日本の高速道路だったり)。それでもこの映画は凡百の SF映画の上に立つ名作である。 主人公は、過去に死んだ妻とソラリスの上で会う。それが実際の妻なのか どうか、それは次第にどうでもよくなっていく。虚か実か。そんなことを 超えて切実にせまってくるものがある。この映画が、リアルかどうか、と いう問いかけと同様に。 美術品とも呼べる名作である。
並みのSF映画としてみると SF映画としてみると、セットや特撮のチープさは隠せない。 中でも首都高ロケによる場面は、場所や車種を容易に特定できるために、物語への移入を難しくさせている。 またステーションへ到着するまでのシーンは美しくまた必要であることもわかるが、いかんせん時間が長い。 寝てしまっても、つまらないと評価を下してしまっても、責められないだろう。 まあ、とにかくステーションへ到着してしまえば、許容範囲のスピードで物語は進んでいく。 特にナタリヤ・ボンダルチュクの登場は、日本人男性の多くを満足させるだろう。 あとはオチまで含めて、純粋にエンターテイメントとして観ることが可能ではないか。
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[ DVD ]
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アルゴノーツ/伝説の冒険者たち<完全版> [DVD]
・ジェイソン・ロンドン ・デニス・ホッパー ・ナターシャ・ヘンストリッジ ・フランク・ランジェラ
【日活】
発売日: 2005-07-08
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,499円〜
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・ジェイソン・ロンドン ・デニス・ホッパー ・ナターシャ・ヘンストリッジ ・フランク・ランジェラ
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カスタマー平均評価: 5
原作はアポロニウスの『アルゴナウティカ』 レイ・ハリーハウゼンの傑作 『アルゴ探検隊の大冒険』のリメイクと表現してしまうと、 (確かにその通りなのですが) どうしてもそういった比較の見方になってしまい、 それはこの作品の価値を大きく下げかねない。 これはアポロニウスの『アルゴナウティカ』を原作とする映画化といった方がいい。それからギリシア神話において、 語り手によってストーリーが変化していくことも 頭の中に入れておかないと、 つまらない先入観を持ち、 これまた批判だけして見終わってしまう。 特にギリシア神話など、 どれが正しいとか正しくないとか、 こうでないといけないとか「考えながら」観る(聞く、読む)ものではない。 この作品はCGを駆使した超大作である。
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