|
[ DVD ]
|
ビタースウィート [DVD]
・アンナ・マリア・ミューエ
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2004-02-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,890円〜
|
・アンナ・マリア・ミューエ ・マリア・フォン・ヘランド
|
カスタマー平均評価: 5
(ネタバレ注意!)矛盾を背負って生きていく。 2007年5月上旬、産経新聞のテレビ欄に、この映画が深夜に放映
される、と書いてあった。筋書きも書いてあった。筋書きを見る限
り、B級青春ラブコメの類だろう、と思っていた。
その安易な推測は、ブラウン管の前で漆黒の闇の時と共に埋もれ
ていった。なんと言ってもラストシーンのカティの「すべての物事
に解決方法なんてないわ。それでも人は生きていくのよ」という
台詞に胸を打たれた。
あらゆる人間は常に「矛盾という名の重荷」を背負って生きて
いかなければならない。しかし、そうであるが故に歓喜を感受す
る・・・・・・。
「ビタースウィート」とはそういった意味なのかもしれない。
纏いきれない苦味 何の気なくパッケージのかわいさに惹かれて見てみたら殊の外よかった。
邦題のようだけれど‘ビタースウィート’という言葉がピッタリ。
痛いって言うよりもホント苦いって感じがします。
10代特有の少女から、女性へのゆらめき、背伸び心。 なやましさ、危うさ、力強さ。
自分で何でもできると突っ走りがちな一方で、こんなにも脆い。
家族を疎ましく思いながらも心の底から愛されたい気持ちが強い。
万国共通なんだなァと 改めて思い直すと共に、思春期特有の多感な時期。
映画全体を漂う空気みたいなものがまたリアルで。より近くに感じることが出来ました。
メイキングで監督がティーンによく話をきき、キャスト選びにもこだわっただけあると思いました。
女性監督だから成せるのか、2人の距離感だったり家族との間合いが なんとも言えず迫ってきました。
ドイツ語もかわいかった♪♪
☆青春ドラマ☆ ふらっと見てみたんですがもう何回も見てます☆★中で使われている音楽がめっちゃいいです!!サントラがないのが残念です↓衣装もおしゃれだし☆ストーリーはクライマックスに近づくにつれシリアスになっていきます。カティのけなげさには感動します。あともう1人の主演のマリア・フォン・へランドは過激☆GIRLS(うろおぼえですいません)にも出てます。
|
|
[ UMD Universal Media Disc ]
|
ロード・オブ・ドッグタウン (UMD Video)
・エミール・ハーシュ ・ヴィクター・ラサック ・ジョン・ロビンソン
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2006-07-26
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 在庫あり。 )
|
・エミール・ハーシュ ・ヴィクター・ラサック ・ジョン・ロビンソン ・デヴィッド・フィンチャー ・ステイシー・ペラルタ
|
カスタマー平均評価: 4
スケート・サーフィンが主題の、『少女マンガ』な作品 映画の内容(ドキュメンター版のほうも出てますので、この映画を観て気に入ればそちらもオススメします)やスケート文化のうんちくはさて置き、
ファッションや音楽登場人物の言動に到るまで非常に忠実に出来ていて、好き者からしてもパクりどころ満載です。
この辺のアメリカ人のオタクっぷりは、日本のそれとも違い勝てないぐらいの拘りを見せてます。
で、この映画のちょっと違った面白さとして、十代の所謂クソガキ達が主人公なだけに、ミョーにロリータがかってますw
出てくる主人公の男の子達(これがまた演じられてる実在の人物とも似ている)といい、それを取り巻く女の子といい、
映画自体の内容と相成って非常に『少女マンガ』的で、男性よりもむしろ女性に薦めたい映画です。
そういえば、この映画の監督は「女性」でした。
どうしても男臭くなりそうな主題を、フェミニンな視点から撮ると、こうも何度も見返せるような青春映画になるものだなと関心させられる良作。
|
|
[ DVD ]
|
スケアクロウ [DVD]
・ジーン・ハックマン ・アル・パチーノ ・ドロシー・トリスタン
【ワーナー・ホーム・ビデオ】
発売日: 2007-05-11
参考価格: 980 円(税込)
販売価格: 品切れ中
|
・ジーン・ハックマン ・アル・パチーノ ・ドロシー・トリスタン
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ DVD ]
|
ガンモ [DVD]
・ジャコブ・レイノルズ
【タキ・コーポレーション】
発売日: 1999-04-25
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,870円〜
|
・ジャコブ・レイノルズ ・ハーモニー・コリン
|
カスタマー平均評価: 4
ガス・ヴァン・サント絶賛 『グッドウィルハンティング』や『小説家を見つけたら』などのガス・ヴァン・サント監督絶賛というのがもうすべてだと思う
彼の作品は超一級品でグッドウィル・・だけで数百近いレビューがありほとんど5つ星に近いものばかりの高ランク
だがその監督が支持する本作は知名度の低さや万人に受け入れられていないなどの要素が目立つように感じる
ガス・ヴァン・サント監督が映画に必要だと感じることを本作はやってのけて、目を背けたがる人も多々いるが、万人に受け入れられる要素は実はかなり未知数であると感じる
例えばcut掲載の映画オタクが選ぶトップ150の上位のトップ10作品はショーシャンク、スターウォーズ、ロードオブザリング、ゴッドファーザー、グッドフェローズ、ファイトクラブ、マトリックスだけど、本来どの作品も結構囚人や、体験できない冒険や、マフィアや、超人や・・ って・・
それより本作の同性愛や動物虐待のほうがもろ身近じゃないですか・・
それと芸術面では、邦画ってこんな素晴らしいジャケットが皆無に等しい
本作は中身も伴うが
理由はこの作品で
少年に向かって母親が
『脳みそ銃でぶっぱなして子宮に詰め込んで戻すぞ!!』
みたいな台詞があったけど
これがすべて
日本はいいのか悪いのか分かりませんが・・・笑
一つの単語を知っていれば、理解できるかも・・ 初めて見たのは二年ほど前だったろうか。ちょうどその何ヶ月か前に芝居仲間から「欠如感」って単語を仕入れていた。その単語を軸に据えれば理解不能の映画ではないし、ハーモニー・コリン自身が「今の僕の現状、そのまま」(不正確ですが・・)と語ったと雑誌CUTに書いてあったが、そのこととも符合する。 人間は誰しも「欠如」を抱えて生きている。映像として見えやすいように「肉体的欠如」を持った人物が多く出てくるが、人間がその「欠如」に対してどう生きているかという「姿」が、この映画の最初から最後まで描かれている。 是非一度観て欲しい映画。ストーリーはほとんど無いので、「姿」をみてください。
真摯的 一般的にあまり健康的な映画ではない。しかしながら健康的というのもなんとも都合の良い言葉と手法で、本作のように見ている側が「いきすぎている」と感じるのも、健康的なものにあまりに慣れすぎてしまっているからかもしれない。社会がタブー視するのはタブーとすることによって線を引き、己は安心したいという欲求があるからなんでしょう。本作にはそのような線は殆ど無い。そのことに不快差と嫌悪感を抱く人は見るに耐えない作品かもしれない。 好きと声を上げて主張するほどではないが、見て損したとは思いませんでした。
かっこいい。 ゴダールの映画を観て、内容を説明できないようにこの映画も説明できません。キッズもジュリアンもドキュメンタリータッチの映画としかいえません。しかし、何か心を揺さぶるものがあります。衝撃を受けるといっていい。そして何より映像がかっこいい。よくわかんないけど、なんかぐっと来るしかっこいいからオッケーじゃねえの?って映画です。
|
|
[ UMD Universal Media Disc ]
|
マルチュク青春通り
・クォン・サンウ ・ハン・ガイン ・イ・ジョンジン
【ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント】
発売日: 2005-12-07
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 通常4〜6日以内に発送 )
中古価格: 2,869円〜
|
・クォン・サンウ ・ハン・ガイン ・イ・ジョンジン ・ユ・ハ
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ DVD ]
|
エンドレス・ラブ [DVD]
・ブルック・シールズ ・マーティン・ヒューイット ・シャーリー・ナイト ・ドン・マレー
【ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン】
発売日: 2006-09-21
参考価格: 1,800 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,869円〜
|
・ブルック・シールズ ・マーティン・ヒューイット ・シャーリー・ナイト ・ドン・マレー
|
カスタマー平均評価: 4.5
苦悩するブルックが美しい! とにかく青春時代のブルック・シールズがイイ!
苦悩してても美女は美女。ティーンとは思えないほどの完璧な美しさで、相手役の俳優がかすんで見えてしまうほどの瑞々しさが際立ってます..。
「私の胸、小さい?、、」とか本音?とも取れるセリフには驚きましたが。
当時大ヒットした、バックに流れるライオネル・リッチー&ダイアナ・ロスのあの曲、
「マイ?、エンドレス・ラーブ?♪」が流れ始めると鼻の奥がツーンと..。
もう条件反射で泣けてしまいます。
悲恋モノでかなり切ないですが、青春時代を思い出したい方に...。
やっぱり恋って病気? この作品はもう主題歌の方が有名です
ダイアナ・ロスとライオネル・リッチー
ふたりの名前はこれで知りました
カラオケでエンドレスラブを歌ったことのある人も多いでしょう
ですが映画本編もいいです
誰もが人を好きになって馬鹿な事をした覚えがあるはずです
誰もがこの映画の中のような台詞を言った覚えがあるはずです
監督がフランコ・ゼフィレッリなので
当時 現代版ロミオとジュリェットと書かれていました
今見るとつい父親の目で見てて
考え方も変わっててあーもう25年も前の映画なんだと うわー
是非今の若い人達にも観て欲しい一本です
You are only one for me
内容はともかく・・・ ブルック・シールズが最も美しい時の作品だと思います。
記憶が定かではありませんが、「青い珊瑚礁」の後に公開された作品で
あり、当時は映画雑誌人気投票等で常に、「ラ・ブーム」で爆発的な人気が
出ていたソフィー・マルソーと人気を二分していたと思います。
名匠フランコ・ゼッフィレッリと組んだ悲しいラブストーリーです。
作品内容別にして、ただ美しいブルック・シールズが観たい!
私は買います!
|
|
[ DVD ]
|
ELVIS Paramount Movie Collection 25th Anniversary Limited Deluxe Box [DVD]
・エルヴィス・プレスリー
【パラマウント ホーム エンタテインメント】
発売日: 2002-08-16
参考価格: 23,940 円(税込)
販売価格: 23,940 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,840円〜
|
・エルヴィス・プレスリー
|
カスタマー平均評価: 5
若々しいエルビスに会える 姉夫婦へのプレゼントに購入したところ、とても喜んでくれました。今エルビスの映像がDVDで見られるのでいいですね。これを機会に他のエルビスの映画や音楽のDVDを見てみたいと思いました。
スターをスターとして見せる映画 いきなり余談になりますが、「バニラ・スカイ」でのトム・クルーズ、あの美形の顔をあんなにしちゃって、と怒りました。その点、エルヴィスの映画は、スターらしく、ファンが喜ぶように、そして「相手の女優さん、いいなあ。」と思うような場面と、やっぱり歌も入れて・・・となり、どうしても一定の型ができてしまうものの、すっかりその策略にはまってしまって楽しめました。彼は演技力ありますよ!正直言って、彼が見られればどれも見たいファンにとっては、当時駄作と言われたものでもいいのですが、本人の気持ちを察するとこの4枚がベストになるのかな。どうせ次々手に入れることになるのだったらはじめから4枚組にすればよかったとの後悔の念から、これをすすめます。
|
|
[ DVD ]
|
初体験 リッジモント・ハイ コレクターズ・エディション
・ショーン・ペン ・ジェニファー・ジェイソン・リー ・フィービー・ケイツ ・ニコラス・コッポラ
【ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント】
発売日: 2001-07-27
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,839円〜
|
・ショーン・ペン ・ジェニファー・ジェイソン・リー ・フィービー・ケイツ ・ニコラス・コッポラ
|
カスタマー平均評価: 5
古典 「クルーレス」など、一貫して青春映画を撮り続けているエイミー・ヘッカリング監督が、後に「ザ・エージェント」「バニラスカイ」などの話題作を監督するキャメロン・クロウの脚本によって作り上げた学園コメディの傑作。ニコラス・ケイジやフォレスト・ウィテカーといった人気俳優の若かりし姿を楽しめるのも良く、なかでも今やシリアス俳優のショーン・ペンのコメディ演技が見もの。
|
|
[ DVD ]
|
アムス→シベリア [DVD]
・ヒューホ・メッツェルス
【キングレコード】
発売日: 2000-01-28
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,839円〜
|
・ヒューホ・メッツェルス
|
カスタマー平均評価: 4.5
予想を裏切るおもしろさ! いきなりアムスの町並みを舞台に展開される。しかもスピーディー!ストーリーもアムスの日常を描いている。事実、世界中から観光客が集まり、スリも多い街なので、現実により忠実。やや荒削りな感もあるが、全体的にクラブ・ミュージックと映像を駆使し、おしゃれな感じにしあがっている。
軽快な映像とバックパッカーの友情 映像がクラブっぽかった。撮影はvisual joky出か!?軽快な画面切り替えがよい。ストーリーはラスト近くまでなんか疑惑が多くてお互いに信じられなくていやだったけど、ラストでまぁ納得。シベリア女ザマミロ! そう。でも友情ってこんなもんだなぁと思った。こういう友情なら信じる気にもなれそう。バックパッカーたちの話でした。
スリルがある!! 誰がだまされるのか、最後までわからない展開になっています! オランダの青年2人がバックパッカー相手にナンパをして、パスポートとお金を盗む、という話。ある女性にあって青年二人の関係がうまくいかなくなり、お互いに信用できなくなってしまう。今までのパターンには絶対にない映画です。とにかく最後はどうなっていくのか読めないところが本当に面白い!! 映像も面白く編集されています。 もう一度みたい!!
|
|
[ DVD ]
|
受取人不明 [DVD]
・ヤン・ドングン ・キム・ヨンミン ・パン・ミンジョン
【エスピーオー】
発売日: 2005-12-02
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,836円〜
|
・ヤン・ドングン ・キム・ヨンミン ・パン・ミンジョン
|
カスタマー平均評価: 4
スーパーリアリズム 世間ではどうなのか知らないが、キム・ギドクはもはや世界レベルの巨匠である。
ここでは70年代韓国を舞台に、米軍との関係が描かれているようだが、それは枠組であって、次々と現れる暴力的、衝撃的なシーンが、本当にこんなことがあるのかと思わせつつ象徴的な意味を担っている点でスーパーリアリズムであり、単なる暴力趣味に終っていない。特に中心となるのは片目の少女で、犬を使ってのオナニー、彼女に恋着する米軍兵士の援助による手術で目が治るが、迫る兵士を前に自らまた傷つける。あとは米軍兵士との混血青年が、なぜか母の胸を傷つけたあと、田圃に頭から突っ込んで死に、母親が雪の降る中でこれを掘り出す場面などが印象的だ。谷崎潤一郎と大江健三郎の影響を受けているようにも思う。
最高の映画としか言いようがないほど素晴らしい キム・ギドクは昨年、「もう韓国では作品公開しない」と宣言し、こう語った。
「以前、俳優のアン・ソンギさんに自分の映画『サマリア』に出て欲しいと出演依頼をしたことがあったが、『いったい父親が娘をどうやって殺せるのか』と断られたことがあった。その時はただ残念に思っただけだったが、今考えてみると自分の映画観と思考に深刻な意識障害的な面があることを悟った」とし、「全員が隠したがる恥部をわざわざ誇張して表現した自分の映画を情けなく思う。美味しかった料理を、その後排泄物として出す際に、それを避けようとする人々の心情をまったく理解しないで映画を作ってきた。自分が本当に恥ずかしい」
しかし、ギドク作品、特にこの『受取人不明』を観た私は思う。「だからいいんだよ!!」
そして、ギドクさん、「でも、「やるんだよ!!」
この映画は最高です!!!
期待を裏切らない内容。 映画の標題は「受取人不明」であるが、実際にこのことについて詳しく展開するものではない。登場する三人の若者の愛情の姿をあっさりとした感覚で表現したもの。怒りや悲しみを大仰に表現するかと思えばそうでもない。ただ、農村の風景と、歴史と、ドギツクない脚色に好感触を覚える。DVDには監督のインタビューもあるが、これも見ものだ。個人的には、バス在住の母親役が大好きだ。演技もさることながら非常に美しい。一方で、朝鮮戦争が実は同族どうしの争いだったこと、何のために韓国にきているのか把握できないアメリカ兵など、現場発の歴史認識にハッとさせられる。実は混沌とした内情を表した深い作品であるが、あっさりとした映画でもある。内容の充実度で期待を裏切らない作品。
傑作と言われても..... キム・ギドク監督自ら語っているように
「憤怒が爆発し、加虐と被虐そして自虐といった内容が反復されていた」という初期の作品。
物語は、在韓米軍との関わりを軸に、その地に暮らす人々を
三人の若者を中心に描いていきます。
登場人物は、皆心に深い傷を抱えて生きていて、時にはそのやり場のない
怒りや悲しみが凄まじい出来事を生み出していくことになるのです。
朝鮮戦争についても触れていますが、戦争反対を声高に唱えるでもなく、
作品全体は完成度の高い人間ドラマになっていると言えます。
しかし、キム・ギドク作品ですから、一筋縄では...
物語は救いようが無い展開で、衝撃的なシーンも多いので万人受けする作品ではないでしょう。
個人的には、犬が出てきた最初の段階でもう駄目でした。
単なる食習慣の違いと言ってしまえばそれまでなのですが。
人間相手の暴力的なシーンはまだ冷静に観られます。
フィクションであり、演技していると解って観ているから。
おそらく犬を飼っている人の多く(100%?)は、これらの場面で拒否反応でしょう。
キム・ギドクらしさを味わいたい方には、ドウゾ!
初めての方には、覚悟が必要かもしれません。
淡々とした風景 キム・ギドクの映画の中では、一番淡々とした
映画です。
時代背景を考えると、登場人物の心情や行動が、
(好き嫌いは別にして)ほぼ理解できます。
家庭の事情で学校に行けない少年、お互い利用しあう
米兵と少女、アメリカで幸せになることを夢見て、普段から
英語しか話さない母親、しかしその息子は混血児ゆえに差別を
受ける、アメリカかぶれのくだらない不良。
戦争は多くの人を傷つけるけども、戦争によって潤う
人がいるのも事実。
時代を否定するわけでも、肯定するわけでもない。
その風景を淡々と描いています。
キム・ギドクの作品は、どこか大らかなユーモアを感じされる
場面が、必ずあるのですが、今回はそれはありませんでした。
たしかに幸せを感じるわけでも、感動で涙するわけでもありませんが、
これは悲劇ではなく、戦争を背景にしたどこにでもある
物語です。
70%が実話というのも、頷けます。
キム・ギドクのファンの中でも、意見は分かれると思いますが、
個人的には好きなので、星5としました。
|
|