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[ DVD ]
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シングル・ガール [DVD]
・ヴィルジニー・ルドワイヤン ・ブノワ・ジャコ ・ブノワ・マジメル
【パイオニアLDC】
発売日: 2000-10-25
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,200円〜
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・ヴィルジニー・ルドワイヤン ・ブノワ・ジャコ ・ブノワ・マジメル
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カスタマー平均評価: 4
少女っぽさの魅力に、凛とした演技 ルームサービスとして働く職場のホテルと、(彼氏との待合せ場所である)その向かいにある喫茶店とを舞台にして、懐妊4週目を迎えたVirginieをカメラが追いかけます。彼女のきびきびした歩きが印象的です。
BGMはありませんので、現場の音、におい、Virginieの息遣いが良く聞こえてきます。
フランス映画が好きになるきっかけとなった作品です。
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[ DVD ]
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夢遊ハワイ [DVD]
・トニー・ヤン ・ホァン・ホンセン ・チャン・チュンニン ・ホァン・タイアン
【インタラクティブメディアミックス】
発売日: 2007-10-24
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,200円〜
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・トニー・ヤン ・ホァン・ホンセン ・チャン・チュンニン ・ホァン・タイアン
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カスタマー平均評価: 4.5
隠れた秀作 妙なタイトルも、見終われば心地良く納得。 現実感に縛られない自由で瑞々しい演出、そしてヤンチャな元気の良さ、ちょっとおバカなユーモア感。 甘酸っぱさが程よく味付けされた素晴らしい青春ファンタジー。 まさに一夏の夢幻の思い出。 エンディングの、二人が波打ち際に戯れるシーンにそれが集約されているようで、その暖かい余韻は格別だ。 如何にもインディーズっぽい手作り的な質感も奏功している。 シンシンの儀仗パフォーマンスの幻(?)がチャーミング! しかし実はそれは、シンシンの心を苛んだ厳しい教育という現実の裏返しを現しているのだ。そんな含みの持たせ方も見逃せない。
ジワリと伝わるもの 重くなりそうなテーマをさらりと表現し、爽やかな印象とともに、ジワリジワリと伝わってくる作品だと思う。トニー・ヤンが見せる海辺のシーンでの満面の笑みにはやられてしまいます。
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[ DVD ]
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ケンカの技術 [DVD]
・ジェヒ ・ペク・ユンシク
【アミューズソフトエンタテインメント】
発売日: 2008-12-26
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,200円〜
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・ジェヒ ・ペク・ユンシク
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カスタマー平均評価: 4
韓国人は喧嘩好き? テコンドーの国、韓国の映画はぶん殴ったり殴られたりの映画が多いような気がする。そういうシーンを韓国の観客が求めていると思うのは私だけか。
学校で毎日のように殴られている高校生(父親が刑事なのでなおさらいじめられる。父親=刑事という設定も多いなぁ)が、かつてケンカの名人として全国に知られた男(なぜか身を隠すような暮らしだが、その理由は本編で…)を知り、弟子にしてもらうが、朝ジョギングをしながら牛乳を盗むとか、コインの投げ方とか、役にたちそうもないことしか教えてくれない。そこで少年を変えるある事件が起こる…
高校生役にキム・ギドク監督「うつせみ」で清冽な印象を残したチェヒ(ジェヒ)。本年8月に兵役入りし、しばらく新作は見られない。ケンカの名人役は、「ユゴ 大統領有故」の情報部長、「地球を守れ!」の誘拐される社長などが記憶に残るベテラン、ペク・ユンシク。だらしないロングヘアに、無精ひげ姿が似合ってる。
ジャンルとすればコメディになるのか。でも、殴り合いは見るのも嫌だ、という方にはおススメできないかな。
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[ DVD ]
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早熟~青い蕾~ [DVD]
・ジェイシー・チャン ・フィオナ・シッ ・エリック・ツァン
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2008-10-24
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 3,909 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,199円〜
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・ジェイシー・チャン ・フィオナ・シッ ・エリック・ツァン ・チュン・ティンナン
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カスタマー平均評価: 4
テレサ・モウ まずジャッキー・チェンJr.として日本では紹介される彼。ジャッキー作品にそう思い入れのない私からすればJr.であることを忘れてすごく新鮮な俳優さんに感じられます。普通の雰囲気で何処にでも居そうな人物を演じる…青臭くて有りがちなストーリーなのですが思わず「頑張れ!」と若い二人を応援していました。アンソニー・ウォンやエリック・ツァンもですがテレサ・モウ!彼女が見たかったのです。【香港の下町家庭の母】演じる彼女にホロリとさせられました。イー・トンシン監督作品はいつも暖かいです。
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[ DVD ]
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天国の口、終りの楽園。 [DVD]
・ガエル・ガルシア・ベルナル ・マリベル・ベルドゥ
【ナド・エンタテイメント】
発売日: 2003-03-28
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,242 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,199円〜
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・ガエル・ガルシア・ベルナル ・マリベル・ベルドゥ ・アルフォンソ・クアロン
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カスタマー平均評価: 4
メキシコの切ない夏の日 原題は「お前のママも…」で、登場人物の会話から。劇中ではさらっと軽く出てくるセリフですが、改めて考えると意味深いタイトルとなっています。メキシコ富裕層の若者2人を主人公に、彼らのひと夏の経験を描く苦いロードムービー。ハダカはたっぷりですが、単なるセクスプロイテーション映画とは一線を画します。
お酒好きなら、冒頭近くで、酒の瓶を飲み干した登場人物のせりふに「おっ」と思うかもしれません。「虫、いるか?」
テキーラなどの原料になるリュウゼツランには、グサーノと呼ばれる昆虫の幼虫(イモムシ)が寄生します。メキシコにはこのイモムシを瓶の底に沈めた酒があり、虫を食べたものは幸せになるという迷信があるのです。メキシコの風俗と、酒を覚え始めた若者が言いそうなやりとりをうまくとらえたシーンです。
(ちなみにこの虫、私も何度か食べたことがあります。味は無いに等しいですが、ノドに引っかかって困りました)
しかし夏のギラギラした陽射しのどうしようもないやるせなさ、というのは万国共通なのですね。監督が後に撮った「アズカバンの囚人」や「トゥモロー・ワールド」とも、大切な何かが手のひらからこぼれ落ちていく喪失感がフィルムから静かに漂ってくる、という点では共通している感もあります。
登場人物たちの素晴らしい演技、そしてエマニュエル・ルベッキの素晴らしい撮影にも支えられ、鑑賞して時間が経っても、心に静かな余韻を残します。
戻りたいけど戻れないんだな 南米はこういうロードムービーがうまいですね。これもその例外ではありません。
物語は9割を占める、「恐れも、未来の心配もない」二人の青年と、その二人と旅をともにする奇麗なお姉さんの話が軽やかに進んでいきます。喧嘩もするし、楽しいことも一杯です。
どの国でも同じですね、何の悩みや柵もなく、将来のことなんか見えないのか、見る必要もないのか、とにかくずーっと一緒に馬鹿やってつるんでた友達がいるってのは。いつまでも忘れることのない輝き続けている、そういった夏の思い出ってのは、後から思い返すとほんの短い時期でしかなかったことに驚かされるのだけど、その時はどこまででも行けてしまえる、もしくはいつまでも続くような感覚。「明日は早いから・・・」なんて言い訳は必要ない年だったんだとは、後にしか解らない。
そして、どうやってその時期が終わったのか、誰も覚えてないし、その理由もよくわからない。蝶が蛹から羽化するのが自然であるように、少年も大人になる為にきっかけも理由も必要としない。その辺りが絶妙に描かれてるんです。彼女がこの少年たちとある時期を一緒に過ごせたのはラッキーだったと思う。
自分のそういう思い出を、少しだけすす払いできました。Y tu mama tambienなんて大人になって言えないもんな。
青春ムービーの傑作 若いやんちゃな男の子2人と年増の女性1人による、楽しくも儚い旅を描いた作品。
この映画には常に寂しさが付きまとっている。それはところどころにルイサの隠れて泣くシーンが添えられているからである。その本当の理由は最後の最後にに分かるのだが、これらのシーンがあるために、3人がどんなにおちゃらけていても、その陰に隠した寂しさを感じずにはいられないのである。
少々表現がきつい映画ではある。特に、私が映画館で見たときには、モザイクがかかっていなかったし、まだ若かった私は辟易しつつも、少なからず興奮していた。しかし、改めてこうしてDVDで見てみると、あまりいやらしさは感じなかった。と言うか、それもこの映画の主題の一つであって、やはり寂しさを際立たせるための演出であり、かつ、青春というものの儚さを描く演出でもあったのである。
日本ではなかなかこのような作品は作れないであろう。メキシコという国の、明るく、乾いた土地柄が、この作品に一種の爽やかさを与えているのだと思う。
映像はきれい きれいな映像だなぁ、と思いながら見ていたら
アルフォンソ・キュアロン監督だったんですね。
どうりできれいなはず。
でも、そこにストーリーが追いついていない気がする。
ロードムービー。
男の子二人の夏の思い出、みたいな感じ。
そこにルイサの出来事が絡むことによって
多少の味付けはされていると思いますが。
感動したり、考えさせられたりする類の
映画ではないと思います。
映像がきれいで、出てくる男性や女性がきれいで
エキゾチックで、日本にはない感じ(いろいろな意味で)。
日曜日の午後、のんびり見ながら過ごすのに
いい映画かも知れません。
甘めで星4つです。
むり‥ 守りの体制に入ってしまった、つまり中年女性の自分には‥消えゆく命の中で、若い男の子二人と旅する大人の女性の行為が不健康にしか思えませんでした。 誰にも迷惑をかけずひっそりと逝きたい‥そんな姿勢には憧れます。でも、それが三人で酒を飲んで乱れる。わかりません。 国民性の違いもあるでしょうか。
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[ DVD ]
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初体験 リッジモント・ハイ [DVD]
・ショーン・ペン ・ジェニファー・ジェイソン・リー ・フィービー・ケイツ ・ニコラス・コッポラ
【ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン】
発売日: 2003-08-22
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,180円〜
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・ショーン・ペン ・ジェニファー・ジェイソン・リー ・フィービー・ケイツ ・ニコラス・コッポラ
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カスタマー平均評価: 3
フィービーの美しさ フィービーケイツはキュートで堪らない魅力とフェロモンを沸きあふれさせてます。ショーンペンが主役の青春映画ですが、わたしはフィービーの美しい顔とスタイルを見るためだけに鑑賞しました。ストーリーうんぬんよりフィービーに価値を見出せる人はぜひ観て下さい。ちなみにアイアムサムを観た後この映画のショーンペンを観るとずっこけますので要注意です。
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[ DVD ]
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青春Memoryパック「スタンド・バイ・ミー」「アメリカン・グラフィティ」 [DVD]
・ウィル・ウィートン ・リバー・フェニックス ・リチャード・ドレイファス ・ロン・ハワード
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2006-12-16
参考価格: 2,980 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,180円〜
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・ウィル・ウィートン ・リバー・フェニックス ・リチャード・ドレイファス ・ロン・ハワード ・スティーブン・キング
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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レッスンC [DVD]
・ナスターシャ・キンスキー ・ゲリー・サンドクイスト ・キャロリン・オーナー ・マリオン・クラット ・ヴェロニク・デルバーグ
【キングレコード】
発売日: 2006-01-25
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,180円〜
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・ナスターシャ・キンスキー ・ゲリー・サンドクイスト ・キャロリン・オーナー ・マリオン・クラット ・ヴェロニク・デルバーグ ・ポール・ニコラス
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カスタマー平均評価: 3
英語版の冒頭シーンの方が良い! 1978年、ナターシャ・キンスキー17歳のときの米国・西ドイツ合作映画です。内容的には、他愛無い青春コメディーですが、最後にしっかりナターシャ・キンスキーのヌードが見られます。面白かったのは、特典映像に英語版(このDVDはドイツ語版)のファーストシーンが付いていること。こちらの方は、この映画の一番の美女、ヴェロニク・デルバーグのヌードから始まります。当時は、ドイツ語圏の方が倫理的に厳しかったからでしょうか?
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[ Blu-ray ]
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トレインスポッティング [Blu-ray]
・ケリー・マクドナルド ・ユアン・マクレガー ・ロバート・カーライル
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2008-04-23
参考価格: 4,980 円(税込)
販売価格: 3,798 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,180円〜
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・ケリー・マクドナルド ・ユアン・マクレガー ・ロバート・カーライル
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カスタマー平均評価: 4.5
Movie: 4.25/5 Picture Quality: 3.5/5 Sound Quality: 3.75/5 Extras: 3.5/5 Version: Japan - Sony / Asmik Ace / Region A, B, C
MPEG-4 AVC BD-50 / 1080p / High Profile 4.1
Running time: 1:33:50
Movie size: 29,578,475,520
Disc size: 37,680,918,298 bytes
Total bit rate: 42.02 Mbps
Average video bit rate: 35.98 Mbps
Dolby TrueHD Audio English 1402 kbps 5.1 / 48kHz / 16-bit / 1402kbps (AC3 Core: 5.1 / 48kHz / 640kbps)
Dolby Digital Audio English 192 kbps 2.0 / 48kHz / 192kbps
Dolby Digital Audio Japanese 640 kbps 2.0 / 48kHz / 640kbps
Subtitles: English / Japanese
Number of chapters: 12
最高!! ストーリー、音楽、すべてが最高。大学生時代に初めて観て衝撃を受けた作品の1つです。
『鉄道マニアの趣味活動』ではない 映画は1996年2月23日リリース。アーヴィン・ウェルシュの同名小説の映画化。『トレインスポッティング』というのは直訳すれば『電車を見つけること=鉄道マニアの趣味活動』となるのだが、鉄道マニアはこの作品には出てこない。暗喩として『型にはまった人生から逃れるように麻薬にはしる若者を、身近な鉄道マニアになぞらえたもの』ということになる。アカデミー賞1部門ノミネート、英国アカデミー賞を1部門受賞している。
ダニー・ボイル監督は初監督作『シャロウ・グレイブ』でも1つの死体と大金を巡って、親しかった3人のルームメイトが互いに疑心暗鬼に陥ってゆくストーリーを描いたが、ユアン・マクレガーという大器を得て、不安定極まりない、パンクでフツーで底辺の若者の日常を『実写』のように表現している。何しろユアン・マクレガーもぴったり役にはまっているが、ユエン・ブレムナー(当初は彼が主役をやる予定だったらしい)のスパッドも、ロバート・カーライルのベグビーも、ジョニー・リー・ミラーのシック・ボーイもはまり役だ。
そういうはまり役がストーリー全体をひっぱり凄い作品に仕上がっている。ダニー・ボイル監督とユアン・マクレガーはこの後、『普通じゃない(1997年)』でも共演しているが、間違いなくこちらの作品が光っている。
Lust for life 「人生を選べ。」この映画のメッセージは、この一言に尽きるだろう。多くの世界中の若者がこの映画に触発され、新しい選択を模索したように、私も触発され、一つのことを決めた。それは、「出来損ないのガキに馬鹿にされる惨め老後」を選ばないことにを、決めたことだ。
危険に弾けて向こう見ず 日本でもヒットした映画なので、待ってました!という人は多いと思います。
若くて、おバカで、汚い(HD向きじゃないかも・・・)
享楽生活の青春映画で、前半はもうどうしようもなく最低なんですが、
後半の展開が秀逸で、凝った演出で楽しめます。
曲もすばらしく、アンダーワールドのボーンスリッピーや
イギーポップのラストフォーライフは日本のCMや、
バラエティ番組に使われたりしていたので、普段洋楽を聴かない人でも聞いたことが
あるかもしれません。
この映画の魅力はそれだけでなく、監督、役者共に撮影時の
”勢い”みたいな物が映ってる気がします。
DVDと比べて
画質のクオリティは、小汚い部屋のシーンが多いので
クリアで綺麗ではないですが、独特の色合いが強く出ており、いい感じです。
俳優の顔色がリアルになってます。
いい曲が多いので、なんといっても音の部分のパワーアップが凄かったです。
レンジが広がり重低音が来ます。
ただ、製品の仕様か、家のレコーダーが原因か、字幕が跳ぶ箇所があります。
この映画が好きで、ちょくちょく見る方は、買い換え推薦いたします。
ブルーレイ版見たらDVDには戻れません。
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[ DVD ]
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真夜中のカーボーイ (2枚組特別編) [DVD]
・ダスティン・ホフマン
【20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン】
発売日: 2007-08-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,161 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・ダスティン・ホフマン
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カスタマー平均評価: 4.5
ラッツオごっこやりました? 封切(死語?)された時中学生の私は自転車で友達と渋谷の映画館でオトナに混じり観ました。次の日から公衆電話(死語?)の返却口に脚を引きずりながら指突っ込むのが習慣となりました。それから十年後。新宿のジャズ屋で知り合った奴が同じコトやってたの聞いて友達になっちゃいました。しかし彼はラッツオの様に五十にもならないのに飲み過ぎで死にました。歌舞伎町で二人でやったラッツオごっこが哀しく思いだされます。
New Hollywoodの象徴 とかく乾いたアコギと、湿ったハーモニカの音色が印象的な映画だが、内容もまさに二面性
を表現していて、田舎から出てきた好奇心に溢れる若者と、都会でボロ雑巾のごとく、どう
にか生きながらえている男。都会の闇に溺れながらも、どうにかこうにか反体制的に
生きる姿が心を打つ。
監督のジョン・シュレシンジャーはイギリス出身の事もあって、単に都会的な若者の荒廃を
描くんじゃなくて、客観的にみたアメリカンドリーム、そして理想と現実の圧倒的な差を
見事に描ききってるところが偉大だ。単にアメリカナイズされただけの作品とは一線を引い
ている。ジョーの少年、青年時代の回想、ラッツォの夢に膨らむ妄想なんかのシーンを巧み
にとりいれ、現実から遊離していく心の隙間の表現なんかは見事すぎる。
あどけなさと、やるせなさの両方を見事に演じきったボイトも凄いが、この映画の
ダスティン・ホフマンは神がかってるよなぁ。まさに死に向かう人間は、あんな顔をする
んだろうと思わせてくれるほどの演技作りに脱帽。
ラストのジョーの決意、そしてボイトは・・・まさに最後まで反体制の矛盾を的確すぎる
ぐらい(だから泣ける)描いたアメリカン・ニューシネマの傑作だろう。
主題歌「うわさの男」が有名 アカデミー賞3部門に輝く、アメリカン・ニューシネマの傑作です。
観た人の受け止め方も様々です。
ダスティン・ホフマンはやっぱり名優です。
何度観ても心を打つ。 一番最初に観たのはもうずいぶん前のことだ。当時、後にアメリカンニューシネマという風に呼ばれる名作が次々に生まれていて、その中でも群を抜いていい映画だった。上映館を追うようにして何十回も観た。映画好きが昂じるきっかけになった映画でもある。名シーンは数多いけれど、ニルソンが唄う「うわさの男」という名曲とともに、ジョン・ボイト扮するジョーがニューヨークを目指して意気揚々とするシーン、そしてラスト。ダスティン・ホフマン扮するラッツオが夢見たフロリダを前にして息絶えるシーン。「真夜中のカーボーイのバラード」の切ないハーモニカ。ラッツオのヤシの樹の柄のアロハとグレイハウンドの窓に映るヤシの樹がシンクロする。何度も観ても心を打つ。今回の特別編には出演者自身も含め関係者が当時を振り返る映像が特典として添えられ、キーファー・サザーランドなど若い世代の俳優も敬意を表していて、アメリカ映画の歴史の中にしっかりとした存在感のある映画なのだと改めて思った。大作、話題作が多い昨今、このような作品が大きな話題を呼ぶような時代ではないかも知れない。しかし、登場人物が丹念に生き生きと魅力的に描かれたこのような傑作映画を再び多くの人に観てもらえたらいいと思う。
70年代初期の若者はラッツオの格好悪さに感動したものだった この映画に描かれているニューヨーク(NY)は薄ら汚く、そこに生息する人間も同様である。それまではきらびやかに描かれることの多かったNYをこんな視点で描くことが出来たのはシュレシンジャー監督がイギリス人だったからかも知れない。主人公のジョー(ジョン・ボイト)も我々と同様にNYに対する幻想を描いていたが、来て早々に現実の厳しさを思い知ることになる。ダスティン・ホフマン演ずるラッツオは背が低く、足を引きずり、後半はボロをまとい、まるでその後の70年代の学園紛争後の日本の若者の暗く汚い青春を暗示しているようだった。ダスティン・ホフマンの演技は絶妙で、もう一歩で臭い芝居になってしまうところだが、圧倒的な存在感で主役のジョン・ボイトを喰ってしまっている。最後のフロリダ行きのバスの中のラッツオはみっともなく、可笑しくも悲しいが、感動的でもある。
今、見ても最初に見た当時と同じ感動が得られるかは判らないが、特典映像もあるので是非購入したい作品です。
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