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[ DVD ]
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パラダイン夫人の恋 [DVD]
・グレゴリー・ペック ・アリダ・ヴァリ ・アン・トッド ・ルイ・ジュールダン
【JVCエンタテインメント】
発売日: 2002-09-27
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,678円〜
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・グレゴリー・ペック ・アリダ・ヴァリ ・アン・トッド ・ルイ・ジュールダン
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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マネー・ゲーム 株価大暴落 [DVD]
・ジョバンニ・リビージ ・ベン・アフレック ・ヴィン・ディーゼル ・ニア・ロング
【パイオニアLDC】
発売日: 2001-12-21
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,580円〜
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・ジョバンニ・リビージ ・ベン・アフレック ・ヴィン・ディーゼル ・ニア・ロング ・ベン・ヤンガー
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カスタマー平均評価: 4
主役は地味だが、それがいい B級役者のB級映画って感じなんだけど、期待してない分楽しめた。父親に認めてもらうため証券会社に入社し、頑張って成績を上げ始めた矢先ヤバイ詐欺の実態に気付いてどうしよう?と悩む主人公。売る商品のヤバさは違っても似たような状況に置かれてる営業マンはかなりいると思います。契約を決めた時の高揚、売り注文を何とか阻止しようとする姿、どこかで見たことある風景に「あるある、こんなことあるよねー」と思ってしまいます。電話営業をしたことある人には結構ウケるシーン満載、知らない人には裏側を覗くスリル満載。主人公は地味だけど脇を固める人達は意外な顔ぶれが沢山出ていてそれも楽しめました。でもベン・アフレックが出る必要は無かったんじゃないかな?完璧脇役の一部になってましたが・・。
小ネタが面白い映画 証券会社の詐欺の話で、
ストーリー的にはすぐ忘れてしまうような感じなのだが、
他の人も書いているように、
勧誘電話のかけ方というか、「うまい話」の持ちかけ方というか、
そういうのがどれも面白かった。
外国でもけっこう同じなんだなぁ?と思ったり。
不動産屋さんとか、あ?、こんな感じだよね?とか
うんうんと頷いてしまう。
はたまた主人公が営業電話を取って、逆に指導入っちゃったりとか、
くすりと笑ってしまう小ネタが多い。
日本でもありそうなネタ よく仕事場にかかってくる不動産や株の勧誘電話…アメリカにもあるね
映画自体は退屈しないけど、恋愛ネタや親との確執、サスペンス性などを欲張り過ぎてやや消化不良、主人公は本当に成長したのか?とつっこみたくなる
電話営業してくる不動産会社や証券会社の営業をやっている方々に見てもらって、自分達を見つめ直して欲しい映画かな(笑)
切れ者もやしっ子 面白かった。主人公に華がないのが特に良かった。ずる賢そうな白人のもやしっ子がstreet wiseに生き残っていく様が、ビートの利いたヒップホップをバックグラウンドに繰り広げられていた。兄貴分のヴィンディーゼルの営業トークは本当にこんなんでだまされるか?っというほどスローで頭の悪い感じ(ファンの人すいません。)がしたが、性格のよさはよく出ていた。 特に好きなシーンは、主人公がオフの日(?)に起きぬけ(と思われる)にシリアルをだらだら食べていると、新聞の勧誘コールがかかってきて、「それでも営業トークか?もういっぺんやれ。」的に指導してあげるシーンがよかった(結局新聞買わないし)。
会社ぐるみのリアルな詐欺の話 中小証券会社の会社ぐるみの詐欺の話。電話で顧客を獲得し、架空の会社の株を売る。これで、手数料を奪っていたのだ。この会社に新人として入社した主人公は優秀なセールスマンとして活躍するが、そのうち会社の実態に気づいてしまう。最終的にはFBIに拘束されてしまうのだが、それまでの顛末が非常にリアルに描かれている。証券会社の電話営業ってこんな感じなのかなと思わせられた。顧客の決断をその瞬間に迫ることや、売りの注文を受け付けないことなど。それに、特にそのシステムも知らないのにうまい儲け話に乗るということは非常にリスクが高いことだなと感じた。主人公はジャック・ニコルソンににていて演技は荒削りだがうまい。
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[ DVD ]
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真昼の暴動 [DVD]
・バート・ランカスター ・ヒューム・クローニン ・チャールズ・ビックフォード ・イヴォンヌ・デ・カルロ
【ジュネス企画】
発売日: 2005-03-25
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
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・バート・ランカスター ・ヒューム・クローニン ・チャールズ・ビックフォード ・イヴォンヌ・デ・カルロ ・リチャード・ブルックス
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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残酷な出勤 [DVD]
・イ・ソンギュン ・キム・スロ
【エスピーオー】
発売日: 2008-10-24
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・イ・ソンギュン ・キム・スロ
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カスタマー平均評価: 4.5
これはオモロ?♪ タイトルからは予期できぬストーリーです。
非常にコミカルな意外な?ストーリー展開です。
やはり誘拐犯の娘さんが、誘拐されてしまうというのが洒落てます。
極度の貧窮で二進も三進もいかない主人公の二人。
借金返済の為にあらゆる手段を駆使しますが策も尽き、
同じ境遇の二人が出会い、身代金誘拐を実行する。
全くの無計画振りがまず笑かしてもらえます。
主人公の二人の悶着がユニークで味があります。
誘拐された娘さんの父親も結構なインパクト!!
娘さんも可愛くて個人的には気に入ってしまいました♪
マイナーな映画だとは思いますが、かなりイケてます!!
誘拐犯の娘が誘拐された 本作は,韓国コメディー映画界の大家と称されるキム・スロssiが「こういうシナリオを待っていた」と絶賛した作品だそうで,キム・スロssiの他にもイ・ソンギュンssi,オ・グァンノクssi,コ・ウナssi,キム・ビョンオクssiと個性的なキャラクターの持ち主を揃え,笑いの中にもヒューマニズムを感じる“本当に面白いコメディー映画”に仕上がっています。
女子高生のテヒ(コ・ウナ)は,父親(オ・グァンノク)は自分を愛していないからお金を払うはずはないと考えていますし,父親も,また娘の狂言に違いない,とドンチョル(キム・スロ)からの電話を信じていませんでした。
しかし,ドンチョルたちが血のついたテヒの制服を父親に送りつけ,誘拐が本当だと気づいた父親は警察に通報します。
同時進行で,ドンチョルにかかってきた一本の電話。「お前の娘を誘拐した。娘を返してほしければ,お前の誘拐を成功させろ!」一瞬でパニックに陥ったドンチョル,今は借金のことよりも自分の娘を助けるために必ず誘拐を成功させなければなりません。
果たしてドンチョルは娘を助けることができるのでしょうか? そして,この誘拐は成功するのでしょうか?
一般的なコメディなら,ドタバタ劇の末にお金を手に入れ,娘は無事に家族のもとへ,となるとこでしょうが,この映画はそうなりません。この映画のテーマは,なぜドンチョルの娘は誘拐されたのか? という部分に込められているのです。
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[ DVD ]
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死と処女 [DVD]
・シガーニー・ウィーバー ・ベン・キングズレー ・スチュアート・ウィルソン
【紀伊國屋書店】
発売日: 2007-03-24
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 通常4〜6日以内に発送 )
中古価格: 5,000円〜
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・シガーニー・ウィーバー ・ベン・キングズレー ・スチュアート・ウィルソン
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カスタマー平均評価: 3
シューベルトに負けている 圧倒的に負けている。勝てるはずもないけれど。
音楽に触発されての脚本だったのか否かは判らないけれど、
シューベルトの曲自体が魔物で充分すぎるほどエロティックなので勝負しただけの評価かな。
言葉でエロティシズムを表現したかったのかもしれないけどねぇ…。
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[ DVD ]
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フリッツ・ラング コレクション ハウス・バイ・ザ・リヴァー [DVD]
・ルイス・ヘイワード ・リー・バウマン ・フリッツ・ラング ・メル・ディネリ ・アンタイル
【紀伊國屋書店】
発売日: 2008-04-26
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・ルイス・ヘイワード ・リー・バウマン ・フリッツ・ラング ・メル・ディネリ ・アンタイル
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カスタマー平均評価: 5
これはいい!掘り出し物!驚きました ラング監督、米時代の日本未公開作品、日本初DVD化。
B級映画会社の作品だそうで、大物スターが出ていなかったために不当に評価されたとか。
コケた「フリッツ・ラングコレクション 扉の影の秘密」の次の作品。
ほとんど省みられず、ラング監督も気に入っていない「ふりをしていた」。
それが、仏の著名評論家が発掘して再評価されたので、日の目を見ているそうです。
だから、プリントは美麗とは言えず、普通の古い米映画の範疇を超えません。
時々酷い雑音や傷があります。
個人的な感想ですが。
映像の程度は並の下とはいえ、映画自体のデキは大変良いように思えます。
自分が見た米時代のラング作品の中では一番面白いかも。
独時代に比べれば、もちろんスケールは落ちていますが、巧みに影を使った演出や主人公の狂気は相当良い感じ。
有名俳優が出ないのは、普通の日本人が見る分には、むしろ映画自体のデキが強調されて良いように感じます。
ちなみに、B級とはいえ、ラング監督の脇を固めるスタッフは一流。
脚色は「らせん階段 [DVD]」のメル・ディネリ、美術は「ウエスト・サイド物語 (コレクターズ・エディション) [DVD]」「サウンド・オブ・ミュージック 製作40周年記念版 (ファミリー・バージョン) [DVD]」のボリス・レヴィン。
低予算作品とは思えない、出色の出来だと思います。
ちなみに、特典映像と付属冊子もまずまず興味深いと思います。
これは凄い、サイコスリラーの大傑作!!! これは、文句なくお薦めの大傑作! 緻密に計算され尽くされたショットを積み重ねながら、ラングは、つまらないきっかけで殺人を犯してしまった主人公が、罪の発覚を懼れる余り疑心暗鬼になり、強迫観念に捕らわれて錯乱し、破滅に向かって突き進む様を、苛烈と言って良い程の表現によって抉り出してくる。それは人間の「弱さ」などという生易しいものではなく、浅ましさ、汚らわしさ、どうしようもできない愚かさを剥き出しにせずにはおかない。人間の心の奥底に巣くう本質的なおぞましさに対する辛辣な表現は、ラングの作品に共通する際だった特徴であるが、本作はそれが過剰なまでに徹底して、いわく言い難い迫力を醸し出している。壁に映る影、しばしば画面の殆どを占める闇、強烈なクローズ・アップ、意味深長な小道具、見事なセット(これが低予算の「リパブリック」作品!?)、そして効果的な物音。見事な演出で、全編、緩むことなく一気に惹き付けられる。主人公を始め(これほど「嫌らしい」主人公の映画も珍しい!)、登場人物の誰に対しても今ひとつ共感できにくいことが興行的な失敗の理由であろうが、これは凄い作品!!!
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[ DVD ]
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都会の叫び [DVD]
・ヴィクター・マチュア ・リチャード・コンテ ・フレッド・クラーク ・シェリー・ウィンタース
【ジュネス企画】
発売日: 2008-07-25
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 通常4〜6日以内に発送 )
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・ヴィクター・マチュア ・リチャード・コンテ ・フレッド・クラーク ・シェリー・ウィンタース
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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クロード・シャブロル コレクション 肉屋 [DVD]
・ステファーヌ・オードラン ・ジャン・ヤンヌ
【紀伊國屋書店】
発売日: 2008-12-20
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,524円〜
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・ステファーヌ・オードラン ・ジャン・ヤンヌ ・クロード・シャブロル
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カスタマー平均評価: 0
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刑事マルティン・ベック プレミアム・エディション [DVD]
・カルル・グスタフ・リンドステット ・スヴェン・ヴォルテル ・トーマス・ヘルベイ ・ホーカン・セルネル
【IMAGICA TV】
発売日: 2007-08-25
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,524円〜
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・カルル・グスタフ・リンドステット ・スヴェン・ヴォルテル ・トーマス・ヘルベイ ・ホーカン・セルネル ・ボー・ヴィーデルベリ
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カスタマー平均評価: 4.5
劇場で、VHSで、DVDでと合計3度目の鑑賞だが、何度観ても退屈しない 劇場は確か2番館で観た記憶があります。大阪ではまともにRoad Show公開されたのか覚えていません。
それぐらい通にしか受け入れられない作品だと思います。映画通、刑事物通、そしてマルティン・ベック通にしか。
私は『刑事物の傑作は何?』と問われれば、間違いなく「ダーティハリー」、「ダーティハリー2」と答えます。
それぐらいこの2作品が好き(本よりこの頃のEastwoodが大好き)なんですが、もしそういった良い意味での偏見を抜きにして、
改めて回答するのなら「刑事マルティンベック」と答えるでしょう。
ホンマニ掛け値なしで興奮させられる刑事物はこれを置いてない。
ではここで、この作品についてのQ&A。
Q1.Eastwoodのような素敵な役者が出てるの?
A.出てません。地味です。地味すぎます。
Q2.Scorpioのような強烈な印象を残すワルが出演しているの?
A.していません。殆ど顔を出しません。
Q3.Magnum44を憎き犯人に対して、ぶっ放すようなカッコいいSceneがあるの?
A.ありません。でも手に汗握るSceneはあります。
Q4.Lalo SchifrinのJazzyでCoolな音楽に近いSoundが聴けるの?
A.聴けません。音楽って流れていたっけ程度です。
Q5.じゃぁ何が傑作といえる所以なの?
A.それは観てのお楽しみです!
Action Sceneは生の迫力です。CGなど一切使用していません。でもこれだけのものが撮れるという事を実証しています。
『よー撮影できたなぁ。ひょっとして報道番組で撮影されたFilmをそのまま使ってんじゃないの』と疑ってしまうようなSceneの連続です。
私の拙い表現力でこの作品の素晴らしさをReviewすることは不可能です。ゆえにここで筆を置きますが、
このReviewを読んでいる皆様、是非とも観ましょう。DVDを買ってでも必ず観ましょう。
きっと後悔することはありません。お約束します!
フレンチ・コネクションが好きならお薦め・・・欧州映画の香りいっぱいですが・・・ この映画、原作を知らなくても十分楽しめます。僕は原作をリアルタイムに10巻読みましたが、すっかり内容を忘れていました。でも、十分満喫。
導入部の病院でのニーマン警部殺害シーンは今でも衝撃的ですが、前半はどちらかといえばゆるやか。
しかし、本シリーズの特徴である社会や体制への批判がこめられた会話は、静かな中にもキッチリ。
ひょんなことから犯人像が浮かび、ベックとルンによる捜査を通じて彼が悲劇的な状況下で追い込まれていったことが分かる一方、市内では犯人による銃撃が始まる。
こちらへのコルベリとラーソンらを中心とした対応シーンとを交互に描きながら、全員が現場に集まり派手な場面の連続になる終盤へのなだれ込みは見事。
付属解説によれば、ほぼ全編の手持ちカメラでの撮影や後半のアクションシーンは監督自身がフレンチ・コネクションに影響を受けたと語っていると。
確かに、ドキュメンタリータッチの雰囲気はじめ、合い通じるものを感じますが、ハリウッド映画とはやはりタッチが違う。
それにしても、CGやワイヤーアクションアなどない時代にこれだけの映画を作り上げたボー監督の執念には、凄みを感じざるを得ません。
70分以上に亘る特典映像「ボー・ヴィーデルベリが描いた現実」は2004年に製作されたもので、原作者(夫人)初め存命の製作関係者が大勢出演し、結構本音を語っています。
誰しもがボー監督の執念をそれぞれの視点で語っているのが、とても面白くかつ印象的です。
本場の味わい 日本でも翻訳が出版されてミステリーファンに根強い人気を誇るマルティン・ベック刑事ものの映画化第二弾。第一弾は舞台を米国サンフランシスコに移した邦題「マシンガン・パニック」で、主役を名優ウォルター・マッソー(サブウェイ・パニック、突破口)が演じてそれなりの好評を得ました。
しかし、今回の作品は本場スウェーデン作品で、監督は名作「みじかくも美しく燃え」のボー・ヴィーデルベリで、ハリウッド製とは一味違い地味ながらもより原作に近い雰囲気を醸し出していて楽しめます。
冒頭、入院中の刑事が惨殺される場面から、ベック達の地道な捜査過程がじっくりと描かれ、終盤、ハリウッド映画顔負けのアクションシーンへと、本場の意地が感じられてとても好感の持てる作品に仕上がっています。
日本公開当時は、あまり宣伝費をかけられずひっそりと公開されてしまいましたが、こうして約30年近く経って、再びDVDにてお目にかかれるとは望外の喜びです。
はじめてこの作品に触れる方にも、ハリウッド製以外にもこうした優れた作品があることを認識してもらえる良い機会だと思います。
マルティン・ベックが帰ってきた! ようやくのDVD化です、、。マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールーの傑作警察ミステリの映画化作品です。しかも、舞台となる、スウェーデン作品なのです。原作を読んでおられるかたは、その独特の世界に浸れることうけあいです。地味な作品ですが、ワタシはDVD化をながいこと待ってました!
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[ DVD ]
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死の接吻 [DVD]
・ヴィクター・マチュア ・リチャード・ウィドマーク ・ブライアン・ドンレヴィ
【ジュネス企画】
発売日: 2006-05-25
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,524円〜
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・ヴィクター・マチュア ・リチャード・ウィドマーク ・ブライアン・ドンレヴィ ・ベン・ヘクト ・チャールズ・レデラー
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カスタマー平均評価: 5
シリアスなフィルム・ノワールの傑作 「フェッ、フェッ、フェッ!」ハイエナのような笑い声が響きます。『死の接吻』の代名詞、殺し屋トミー・ユドの笑い声です。このシーンでにんまりしてしまう以外、どこも笑うところの無いシリアスな展開のフィルムノワール。そして、これはシリアスな犯罪映画としては一級の出来栄えです。
『砂漠の鬼将軍』、『ネバダ・スミス』など多くの娯楽作品を手がけたヘンリー・ハサウェイ監督ですが、いつもどこか辛らつな人間関係を描くのに長けた人でした。そんな監督の持ち味が十分活かされたのが本編です。ヴィクター・マチュア扮する前科者の主人公ニックが巻き込まれている切実な状況を、淡々としかしじっくり描いているあたり思わず見入ってしまいます。思い起こせば、音楽もろくに挿入されていなかったように感じます。特に複雑なカメラの動きは押さえ、画面にただよう静寂さ、俳優の息吹、陰影の美しさで見せきってしまうところは見事。もちろん、優秀な俳優陣あっての技ではあります。そして映画は、犯罪、裏切り、緊張、対決などに代表される辛らつな人間関係を赤裸々に、かつスマートに展開させていきます。
この映画で最も注目されたのが『街の野獣』や『暗黒の恐怖』で名高いフィルム・ノワールのアイコン、リチャード・ウィドマーク。ふざけた態度で冷酷な行為を行う殺し屋トミー・ユドは彼の代名詞ともなっています。それに負けずとも劣らない名演を見せるのが密告者の前科者ニックを演じたヴィクター・マチュア。とかく『サムソンとデリラ』や『聖衣』などのスペクタクル映画で見せた肉体派のイメージが強くなってしまうマチュアですが、本編では追い詰められる男の繊細な心理描写をうまく表現しています。間違いなく『死の接吻』は彼にとっても代表作の一つといっていいでしょう。ニックに協力を要請する優秀な検事にフィルム・ノワールの常連ブライアン・ドンレヴィーが扮し、頭脳明晰かつ情の厚い人物を好演して物語に奥行きを加えています。ニックをいたわる心優しい若妻を美しく可憐なコリーン・グレイが演じています。とても可愛く健気な彼女の存在がフィルムの癒しとなっています。
とかく重すぎになってしまうシリアスな犯罪者同士の密告というテーマが、まじめでしっかりとした演出と素晴らしい出演陣の力で引き込まれるような魅力を持つ重厚な人間劇としてまとめられています。フイルム・ノワールの研究本『ROUGH GUIDE TO FILM NOIR』は本編をこれまで作られてきたフィルム・ノワールのベスト50のなかにランクインさせていますが、それも納得の傑作です。
R・ウィドマークのニヒルな笑いが印象的過ぎであり作品的には観れば観るほど味のある映画 本作はR・ウィドマークの悪役ぶりが有名な作品で確かにその通りで、最初観たときはウィドマークしか注目していなかったせいか、全体としての印象は普通でしたが、改めて観ると、ウィドマークの悪がいかに真性の悪か、主演のV・マチュアの苦悩との絡みが綿密にドキュメンタリー・タッチで描かれ、改めて観たとき、見方も変わり、何の情報もなく観れば、犯罪映画の傑作の部類と感じました。その他、B・ドンレヴィも好演で、R・ウィドマークのニヒルな笑いが印象的過ぎて、その評判に惑わされた感じで、観れば観るほど味のある映画と思いました。
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